年間行事

CVPPP(包括的暴力防止プログラム)トレーナー研修会

日時 平成28年12月3日~4日、平成29年1月14日~15日 計4日間。
場所 栃木県立岡本台病院
参加者 福田、水沼、清水

○研修内容

講義、身体技術(ブレイクアウェイ法)、チームテクニクス、ロールプレイ演習(入院拒否・内服拒否などの場面想定)、まとめ、討議会、トレーナー認定

○概要

CVPPP(シーブイトリプルピー)とは、医療の場で起こる暴力や攻撃的な患者に対しての「援助」として適切に関われるかという治療的なプログラムのことをいいます。
リスクアセスメント・ディエスカレーション(言語的コミュニケーションによる興奮への介入)・身体的介入技術(ブレイクアウェイ法、チームテクニクス)・ディブリーフィング(心理的サポート)などから成り立っています。

○感想

研修のなかでは、対象者から攻撃されたり抑えられたりした時にふりほどいて逃げるテクニックや数名でチームを組んで効果的な力を使って手と関節を押さえることによって攻撃者の動きを制限し、かつ安全に移動できる技術など。また実際にローテーションで患者役にもなって、苦痛を生じる身体の抑え方・腕の固定・威圧感などを体験してきました。
身体的な介入技術を学べてとても良かったのですが、今回一番印象的だったのは、ロールプレイ演習によるディエスカレーションの大切さです。身体的介入の前に言葉による交渉によって気分を落着かせるスキルの重要性を感じることができました。患者のことを一番に思うと安全・安楽なのは、患者を想いながら傾聴・共感し威圧のない、目線のあった言葉による落着いた「交渉」が理想です。この理想を現場で叶え実践できなくてはいけないと思います。
激しい動きで全身筋肉痛になったり、雪が降ってとても寒かったりとしたのですが、充実した時間を過ごすことが出来ました。
私を含め当院では今回3名のトレーナーの認定を頂きました。徐々にトレーナーが増えて患者のことを一番に想った安全・安楽なCVPPPが日常化したら良いのではないかと感じました。

研修報告 清水

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